1. 何かを忘れるために (nanika o wasureru tameni)
  2. 淋しすぎる毎日が
    いくつもいくつも通りすぎ
    さえぎられた昨日と
    もう何かを忘れましたか?
    できることなら忘れるために
    雨を降らしてほしいんです
    どしゃ降りのあの街角を
    すぶぬれになって歩きたい

    ガラス窓の夕焼けと
    くるくる周る風車
    同じ処をめぐってる
    もう何かを忘れましたか?
    できることなら忘れるために
    遠くへ旅してみたいんです
    うすぼけた時の文字盤を
    壊して消してしまいたい

    できることなら忘れるために
    遠くへ旅してみたいんです
    うすぼけた時の文字盤を
    壊して消してしまいたい
    うすぼけた時の文字盤を
    壊して消してしまいたい

  3. 夕立ち (yuudachi)
  4. 雨降り どしゃ降り
    暖かい風を追いかけて
    夕暮れの 縁側に
    突然と 降りしきる

    暖かいからだが 冷えてしまうまで
    降り続けて くれていいよ
    やけにさみしい 夕立ちだね
    明日もきっとこんな涙雨

    どこからか 風が吹く
    くちなしの花 匂はせて
    静けさの 縁側に
    突然と 吹き抜ける

    暖かいからだが 冷えてしまうまで
    吹き続けて くれていいよ
    やけにさみしい 夕立ちだね
    明日もきっとこんな涙雨

    暖かいからだが 冷えてしまうまで
    吹き続けて くれていいよ
    やけにさみしい 夕立ちだね
    明日もきっとこんな涙雨

  5. ぜんまいじかけの時計 (zenmaijikake no tokei)
  6. 白いコートを肩にかけて
      海がみたいというあなたに
    もうこれ以上 どんな言葉も
    風に散って 消えてしまう
    醒めた瞳に映る
    悲しい昨日のポーズに
    すべてを凝らして

    狂い出した時計は
    今にも こわれそうに
    その時を刻んで居たのです

    苦しまぎれに "ここに居るよ!" と
    言ったその日が 始めて言葉を
    口に含んだ日だなんて
    思い起こせば笑い話
    醒めた瞳に映る
    悲しい昨日のポーズに
    すべてを凝らして

    狂い出した時計は
    今にも こわれそうに
    その時を刻んで居たのです

    もうこれ以上 どんな言葉も
    風に散って 消えてしまう
    醒めた瞳に映る
    悲しい昨日のポーズに
    すべてを凝らして

    狂い出した時計は
    今にも こわれそうに
    その時を刻んで居たのです
    刻んで居たのです

  7. オレンジ色の朝 (orenjiro no asa)
  8. オレンジ色のお月さま
    恥しそうに横むいて
    明日晴れたら どこかへ
    行ってみたい今夜は

    何げない言葉 口にするときは
    心じゃいっぱいの 悲しい夢ばかり
    涙色の風が空を
    かけめぐる夜ふけを

      オレンジ色のトランクに
    楽しいこといっぱい
    詰めこんでどこかへ
    出かけるさ 明日にも

    逃げだすなんてそんな
    悲しい君じゃない
    きっといっぱいの微笑浮かべ
    涙色の風が空を
    かけめぐる朝を

    逃げだすなんてそんな
    悲しい君じゃない
    きっといっぱいの微笑み浮かべ
    涙色の風が空を
    かけめぐる朝を
    涙色の風が空を
    かけめぐる朝を

  9. たいくつな昼下がり (taikutsu no hirusagari)
  10. とても退屈な 昼下がりだね
    土ようびの午後 あの街角の店
    通りあめで 未そうな気配
    灰色の風 ガラス窓の向こう

    苦い珈琲 Black coffee
    精一杯 我慢する
    退屈しのぎかい

    とても素適な 指輪売ってる
    あの店のそばの 退屈な君と僕

    とても素適な 君のサマードレス
    土ようびの午後 あの街角の店
    通りあめでも 未そうな気配
    灰色の風 ガラス窓の向こう

    苦い珈琲 Black coffee
    精一杯 我慢する
    退屈しのぎかい

    とても素適な 指輪売ってる
    あの店のそばの 退屈な君と僕
    退屈な君と僕
    退屈な君と僕